台湾国籍の方が不動産を購入した場合の登記手続き

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台湾の戸籍や印鑑証明書を利用

事務員さん

台湾の方が不動産を購入した場合の登記手続きでは、どんな書類が必要なんですか?

さくらい

台湾では、戸籍制度や印鑑証明書制度があるので、台湾当局が発行した書類をそのまま登記にも利用することができますよ。台湾では、戸籍と住民票が一体の扱いになっているので、戸籍が住民票の役割も果たしています。
台湾の証明書について、漢字を使っているといっても、外国語であることには変わりはないので、訳文を作成する必要はありますから、忘れないようにしましょうね。

事務員さん

住所の記載は、大体日本と同じような感じなので読めるんですけど、どのように記載したらよいのでしょうか?

そうですね。登記申請は訳文に沿った形で登記は反映されるようで、區を区に直す程度で大丈夫だと思いますよ。注意点としては、国の名前を台湾にすることでしょうか。例えば台北市であれば、台湾台北市のような記載になります。

事務員さん

そういえば、台湾って国の名前なんですか?

さくらい

…その話をすると長くなるのですが、第二次世界大戦後の国際情勢からひも解いてみてください。
以前、正式名称と思われる中華民國で登記申請しようとしたら、それはちょっとできないんですよね、、って言われたことがあります、、
そのあたりについては、別の機会に深堀できればよいですね。

翻訳文について

事務員さん

翻訳文については、どこかにお願いするのですか?

さくらい

翻訳者の資格は特に決まっていなくて、私でも大丈夫なのですよ。お客さんにお願いされて、私も翻訳したことがあるのですが、現在は翻訳アプリもあって、ある程度の翻訳はそれでできてしまうので、あとは文脈を微調整して作成しました。
慣れない作業だったので、少し大変ではありましたが、書面にして翻訳者として、私の署名と押印をして申請しました。

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