家系図

家系図

普段は中々家系図を見ることはないかと思います。

映画「すずめの戸締り」では、常世(とこよ)現世(うつしよ)の表現がありました。

常世(とこよ)とは、『永久に変わらない神域で、死後の世界でもあり、黄泉もそこにあるとされていて、「永久」を意味し、古くは「常夜」とも表記した』とWikipediaにあります。

これに対して、現世(うつしよ)とは、『私たち人間が現在暮らしていると思っている(認識している)世界、または、その認識で、日本語では「顕世(けんせ)」とも読み書きし、「この世」とも言い換えられる』とWikipediaにあります。

また、映画「リメンバーミー」で表現されいているように、常世(とこよ)と現世(うつしよ)が相互に干渉しあっているのであれば、もしかしたら、先祖供養をすることにより、現世を生きる私たちにも、常世(とこよ)にいるご先祖様のお力添えをいただくことができるのかもしれません

幸い、日本においては戸籍制度があり、明治初期くらいまで遡ってご先祖さまの名前や出生年月日、どこで生まれたのかなどを識ることが可能です。それよりも遡るとなるとお寺の過去帳などが必要となってきてしまいますが、ひとまず曾祖父くらいまでの家系図を手にして、ご先祖さまに想いを馳せることも必要なことなのかもしれません。

私が子供のころは、自宅に仏壇があって、居間の壁にはご先祖さまの遺影が飾られており、お正月やお盆に帰省した際には仏壇に手を合わせ、遺影を見ながら親族の現状報告をしあったり、ご先祖さまの話をしたりしていました。

戦後、核家族化が進み、親族間の交流も減ってきていると感じており、『想族により相続する』というコンセプトを考えるときに、まずは家系図を手にして家族のみんなでご先祖さまに想いを馳せてみてはいかがでしょうか?

取得させていただいた戸籍については、将来相続があったときにも利用できるものも多くありますので、便利かなと考えております。